いつもありがとうございます。
Poplay(ポップレイ)高橋です。
今日は、
「体が硬い」や「動作がぎこちない」
お子さんでも、
楽しく体作りができるお話。
最後に、ご自宅でできる簡単な遊びもご紹介していますので、
ぜひご覧くださいね!
ストレッチのないダンスレッスン
Pop Kids Danceクラスでは、
ウオーミングアップにアクロヨガを取り入れています。
今の子ども達にもっと備わって欲しい
- バランス感覚
- 体幹力
を養う助けになると考えているからです💡
これらを養うためには、
筋力より必要なチカラがあります。
筋力の前に必要な力とは?
グラグラせずにバランス良い動きのためには、
まずは筋力 = 筋トレ!
というのが一般的な考え方ですね。
では、筋力より必要な力はなんでしょう?
例えば、これ
前半は、
「足の裏が床にピッタリ着く」
つまり、足がしっかり安定する事がまず大切。
その先に、腹筋や背筋が必要になります。
さらに後半の動きは、
「お互いの腕をしっかり握る」
&
「足裏がピッタリ床に付く」
がないと引っ張り合えません。
えっ?そんなこと誰でも出来るでしょ⁉︎🫢
いえいえ、
これがそう簡単にいかない場合も多いのです😣
体の感覚(ボディイメージ)が育っていないと、
- 相手の腕を握れない
- 足が安定せずにグラグラする
ということも起こり、
必要以上にに力を入れて踏ん張ってしまい、
ケガもしやすい。
自分自身が不安定なので、
相手の力を感じることも難しい、
という事に。
ですが、感覚が育ってくると、
力まずにお互いを感じ合いながらバランスが取れるようになるんですね✨
またこちらも、どちらかに緊張があると出来ません。
こちらもやはり、体に不要な力が入ると、
上の子がズルッと落ちてしまったり、になりがち。
上の写真の2人は、
力まずバランスが安定しているので、
初めは
「むず〜〜いっ!」
と言っていた子ども達も、
「おもしろ〜い! もう一回やりた〜い♪」
で、独特の安定感や面白さを感じていきます。
そして、慣れてくると
大人ともこんなアクロバチックなことも出来るようになり、
遊園地のアトラクション的に楽しめたりしますよ〜🎢
こんな動きの延長で、
必要な筋肉はついていきます。
筋トレとはちょっと質が違いますね。
集中力と自分の中心で感じる感覚
力まずに互いにバランスを取るためには、
集中力も必要ですね。
さらに、
「達成感」と「バランスの心地良さ」
を、子どもなりに味わえるようになってきます✨
自分の (内側の) 中心で感じるその感覚は、
しっかり落ち着いて自分の能力を発揮したい時
に、きっと役立てるようになると私は考えます。
いずれにしても、
🌈 筋力の前に体の感覚を育てる 🌈
を忘れずに😉
転がることで分かる「自分の体」
子ども達に人気なのが、
「忍者」と呼ばれているスライディング遊び。
これは、腰を中心に大きく体を捻るので、
動きながら柔らかな体作りにも役立ちます。
さらに床をゴロゴロ転がることで、
- 全身のボディイメージの明確さ
- 中心軸(正中線)の認識
に繋がるんですね。
ちょっと固い表現になってしまいました💦
簡単にいうと、
自分の体を自分でしっかり感じて動けるようになる
ですので、日常生活で大切な
🌈 安定して座る、立つ、歩く、の基本が育つ 🌈
に繋がっていくと考えます。
助走は無くても大丈夫ですので、
スペースを見つけてゴロゴロして下さいね❗️
舞台上で必要になる空間認知力とボディイメージ
空間認知力とは、
自分と物や人との距離感を正確に把握する能力です。
例えば、
- 人混みでも他人とぶつからない
- ボール競技で正確にゴール位置を把握できる
などの時に必要な力。
「空間認知能力」というのは、空間にある物の位置・形・大きさ・速さ・向きなどを、素早く正確にとらえる能力のことをいいます。空間認知能力が高い人は、実際に目の前にない物でも素早く頭の中で結び付けてイメージすることができます。
空間認知能力とは?発達していく過程とその鍛え方を解説します|学研教室
この空間認知がダンスで特に必要なのは、
舞台上での自分の立ち位置
です。
広い舞台上では、
- どこに立つのか
- 隣の人とどの位離れるのか
を踊りながら感じ取る必要があります。
高度な能力ですので小さな時は難しいですのが、
これまでに紹介したような遊びで体を使っていると、
空間認知力はしっかり育てることができると考えています。
安定した逆立ちや微細運動のためにも
ダンスの振付には、
逆立ちや側転なども入るため練習もしますが、
そのための土台作りとしても、
アクロヨガ的な遊びははとても役に立ちます。
また、最近は組体操のニュースを耳にすることもほとんどなく、
幸い痛ましい事故も減っているように思いますが、
これまでの話から考えると、
普段から体(全身)を使ったり、
友達とバランスを感じ合う遊びをしていないと、
とても危険であることが想像できますね。
また意外かも知れませんが、
- お箸やペンを落としやすい
- 靴ひもがすぐ解ける
- スキップが苦手
など「指先の器用さ」「リズム感」「腕力」と思われがちなことも、
体を使う運動遊びで全身のバランスを養うと、
スムーズに出来るようになる可能性があります✨
怖さを感じるときは
「アクロヨガなんてそんな難しいことできなくてもね」
かもしれませんね😄
ですが、思いおこすと小さい頃の
「体を使った親子遊び」や「子ども同士のジャレあい遊び」
は、アクロヨガや運動遊びのベースになっています。
そして運動遊びの大元は、
乳児期の運動発達と関係していることも多いのです。
例えば
- ハイハイをしなかった
- お座りの姿勢で移動していた
などは大きくなって動作の「ぎこちなさ」にもつながります。
もしかすると思い当たる節がある方がいらっしゃるかも⁉︎
※ハイハイについてはこちらのコラムもご覧ください。
「ついつい次を求めてしまうけど」
では、
「運動が苦手」や「動作がぎこちない」
のお子さんにおすすめ遊びは?
1、雑巾掛け遊び
掌を押して足指を使う、
最強の全身運動遊びデス!
ハイハイをしなかったお子さんにもオススメです。
2、ゴムボール転がし
手は壁につかまり、
小さめのゴムボールを片足で転がします。
これはコロコロ転がすことが目的なので、
強く押し過ぎないのがコツ💡
この時に体を支えている反対の足裏(写真では右足) が大切です。
足指が縮んでいると安定感がなくなるので、
をチェックしましょう〜🖕
3、親子でヒコーキ ブ〜ン!
正座した大人の腿の上にお子さんが立ちます。
大人はお子さんの腰骨に指を引っ掛けるようにします。
バランス良く立てるようになってきたら、
・大人は肘を伸ばし後ろへ
・子どもは両手を広げて胸から前に
ちょうど、大人と子どもで V字 を作るようなイメージです。
お子さんがバランス良くしっかり立てていると、
大人は腿をかなり押されている感覚がありますよ💡
足裏が安定して歩けるお子さんの場合、
1歳半くらいでもこの遊びはできますので、
親子でぜひお試し下さいね!
思いどおりに体が動ける楽しさを
つらつらと書いていたら、
話が膨らんでしまいました💦
ですが、ダンスや保育現場で20年以上子ども達と接してる中で、
子ども達の体の変化がとても気になる
と、私が常々感じている事です。
1人でも多くのお子さんに、
🌈 思いどおりに体が動く楽しさ 🌈
を感じてもらえたらと願っております。
アクロヨガは下記の
- 浦安ダンスクラス Pop Kids
- 子どもの体幹トレーニング リーフキャット
で体験頂けますので、
ご興味ある方はお気軽にお問合せくださいませ。
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