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心と発達に関するコラム

座ったまま動かない子

新年度始まり約1ヶ月半。
週2回の保育園勤務は、1歳児クラスがメインですが、
今年度初めて丸一日0歳児クラスへ。

実は園長先生から「気になる子がいるのでみて欲しい」との事で、
先週2、30分だけ入る機会がありました。

座ったまま動かず常に機嫌も悪い9ヶ月Aちゃんは、両脚を真っ直ぐ伸ばして開き、
いわゆるテディベア座りのお子さんでした👶
担任先生のお話では「自分から動こうとしない」との事。

その日は時間も短かったので、
シェルハブ・メソッドのぽんぽんむぎゅ〜の説明のみで終了。

※「シェルハブメソッド ぽんぽんむぎゅ〜」の詳細はこちらをご覧下さい。
 ↓
Poplay(ポップレイ)コラム:シェルハブメソッドのタッチとご機嫌に遊ぶための環境作り

伸びていた膝が曲がるように!

そして今週。
まず横座り(お姉さん座り)が出来ていてビックリ✨
ピンと突っ張ったままの脚が曲るようになるって素晴らしい事です❗️

ですが相変わらず機嫌は悪く、
オモチャなどでは遊ばず泣きながら抱っこを求めてくる事が多い。

でもAちゃんの救いは、
うつ伏せを嫌がらない事、人見知りがない事、
でした。

ですから泣きはしますが、
見知らぬ私にも拒絶がありません。

まずは自分から動いてオモチャを手に取り遊ぶところから、と思い、
ぽんぽんむぎゅ〜をしながら興味ありそなうなオモチャを色々チョイス。

でも、なかなかオモチャには興味を示してくれず。
悪戦苦闘、、、😢

保育現場の大変さ

ちょっと話それますが、、、
保育中で大変なのは、その子1人にかかりきりに慣れない事です。
クラスには伝い歩きを始めた子もいて、他の子が怪我をしないよう気を配りながら、、、
が厳しいところ。

Aちゃんにしてみれば、「私だけかまって〜!」という気持ちも大きい。

ですが、やるしか無いので、
「Bくん、そこは危ないからこっちのオモチャで遊ぼ〜!」と気を配りながら、
根気強くAちゃんに接します。

・歌いながらオモチャを叩いて見せたり(ご機嫌😊)
・オモチャを一緒に叩いたり(大泣き😭)
・歌いながらゆらゆら揺れたり(大泣き😭)
・前向き抱っこで歌ったり(ご機嫌😊)

あの手この手デス💦
もちろん、シェルハブのぽんぽんむぎゅ〜を入れながら🙌

すると午睡明け頃から、気になるオモチャに手を伸ばす、、
などAちゃんに少しずつ変化が✨

気に入ったオモチャで集中して遊び、
背中のクッション無しでも安定して座っています。

時間と共に表情も変わり、
ドヤ顔を見せてくれたり😁、友達にオモチャを取られてムッとしたり😠、

ただの甘えん坊ではありませんでした

クラスに入っていた園の看護師さんも、
「Aちゃん凄いね〜!ただの甘えん坊さんじゃないのね。見方が変わったわ〜💕」
と仰るほど。

他の担当先生からも、
「今日は他の子と関わろうとしてる感じね。
いつもは1人で別世界にいる感じだけど、今日はクラスの1員だね〜
の一言。

社会性が育つためには自分から動く事が大切

Aちゃんは何らかの理由で動かなくても日常を過ごせる環境で育っていたため、
固有感覚が上手く育たず、
まだ自分の体をはっきり感じられてなかったように思います。

※「固有感覚」についてこちらをご覧下さい。
 ↓
Poplay(ポップレイ)コラム:シェルハブメソッドのタッチとご機嫌に遊ぶための環境作り

でもAちゃんは自分の体を感じ、
自己イメージを感じ始めることが出来ました。

自分の脚は曲がり安定して座れるし、移動もできる、と✨

自分で関わろうと動くこと。
環境(人やオモチャ)へ興味を持つこと。

赤ちゃんの社会性が育つためには、
自発的に動く(移動できる)事の大切さを実感できた、
素敵な学びの1日でした。

そしてシェルハブのぽんぽんむぎゅ〜の素晴らしさと、
赤ちゃんが学びの早さに感動した出来事😆

Aちゃん、ありがと🍀

ハイハイはまだですが、一緒に遊べる日が楽しみデス✨

※写真は全てイメージです


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