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心と発達に関するコラム

固有覚を刺激する「ぽんぽんむぎゅ〜」と「床押し遊び」

固有覚って?

聞き慣れない単語ですね。
簡単にいうと、

姿勢やバランスを保ったり、力を加減したり、
などのときに働く体の深い部分の感覚です。

例えば、

  • 筋肉や関節の動きを感じながら転ばないようバランスを取る。
  • 重い物・軽い物を持つ時に、力の加減を変える。

など普段は無意識に使っている感覚です。
固有感覚・固有受容覚などとも呼ばれます。

鉄棒にぶら下がったり、大きな重いバックと小さくて軽いペンの持ち方を変えたり。
幼児期以降、当たり前に出来きることのほとんどは、赤ちゃんの時に固有覚をしっかり刺激したからなのです。

   
ですが最近の生活環境の中では、この大切な感覚が育ちにくいことも。

将来のためにもしっかり育てていきましょう。

参考資料:LITALICO発達ナビ 1人ひとりの「感覚の特性」を考えよう!

「ぽんぽんむぎゅ〜」で固有覚を刺激

シェルハブ・メソッド(以下シェルハブ)のタッチでは、
赤ちゃんがこの「固有覚」が感じられるように、「ぽんぽんむぎゅ〜」深くじんわり触っていきます。

深いタッチで触られた赤ちゃんは、

「脚や腕は、右と左にあるね」
「指は5本あって、別々に曲がるんだね」

と「脳へ体の地図」を作っていきます。

ボディイメージを明確にしていくのです。

   
そして固有覚の刺激で脳へ情報が送られた赤ちゃんは、
「動きたい欲求」を自分で満たそうとします。

元々「動きたい!」赤ちゃんにとっては、自由に動ける体でストレスフリーに✨
手足をバタバタさせたり、喃語が増えたり、、
ドンドン活発になっていきます。

お子さんのご機嫌な毎日のために、
オムツ替えや抱っこ中など、いつでも「ぽんぽんむぎゅ〜」をしてあげて下さいね。

※ぽんぽんむぎゅ〜の詳しい方法はこちらもご覧下さい。(動画付き)
 コラム「ぽんぽんむぎゅ〜」は深層部に働きかけ赤ちゃんの成長を伸ばします
     

  

「ぽんぽんむぎゅ〜」は生まれてすぐからOKです!

床を押すと固有覚も刺激されます

仰向けで過ごしている赤ちゃん。
ママの声など気になる方へ顔や体を傾けるために、実は床を押しています。

大人の目からは「ほんの少し」に見える床押し遊び。
一瞬一瞬が探究・発見の連続の赤ちゃんにとっては
「わおっ!足を押したら景色が変わったよ♪」くらいの喜びです💫

   
そしてこの「押す」という行為が、
固有覚に刺激を与える事もできるのです。

体のどんな部分でも押しながら、
「反対側が見えたよ」「あ、転がった!」
と試行錯誤を繰り返しながら固有覚・脳への刺激を続けています。

そして動き続ける事で、寝返り、ハイハイ、お座り、、、と
赤ちゃんは自らを育てているのです。

なので柔らかすぎる床は、
赤ちゃんにとっては少し押し難く、思うように動けない環境かも知れません。
   

右側のかかと・肩・腕、そして頭を押すことでお尻が上がり背中も反ります。ママと目も合ってゴキゲン♪

   
例えば、
もし今あなたが、ふかふかのマット・ベッドにしゃがんだり正座で座っているとして、、

そこから立ち上がろうと想像してみてください。

、、、、ちょっと大変そうですね、、、

 


ですから活発に遊びたい時間は、床環境を整える事で、寝返りやハイハイ、お座りが、ストレスなくスムーズに出来るようにしてあげましょう。

どんなオモチャが良いのでしょうか

そう考えていくと、
「しっかり握れる硬めのオモチャ」は固有覚を刺激しやすい事がわかりますね。

  • 掌で握れる(少し大きめ)
  • 指も使って握れる(細めの)

など、大きさ・太さ・形・素材、、などによって刺激の伝わり方が変わります。

また、

  • 仰向けやお座りで集中して遊びたい時
  • ずり這いやハイハイで移動を促したい時

でもオモチャを替えてみましょう。

「集中したいときは、赤ちゃんの手でしっかり保持できる大きさ硬さの物」
「前に進みたいときは、転がって追いかけて遊べる物」

このように、床環境や遊びをほんの少し変えるだけでも、
お子さんがご機嫌に遊び、主体的に成長する手助けが出来ます。

そして、日中しっかり遊んで動いて沢山食べたら、、
夜ぐっすり眠れるのは、大人も赤ちゃんも一緒です💤


タッチや環境のことをもっと知りたい

Poplayのシェルハブレッスンでは、ぽんぽんむぎゅ〜の実践や具体的な遊び方の他、
一人一人のお子さんに合ったアドバイスをお伝えしています。

子どもに携わり20年、シェルハブメソッド国際公認指導者として2017から活動している講師が丁寧にお教えするPoplayのシェルハブレッスンをぜひご利用ください。